Bouquet!

暇な大学生です

廉潔な軽犯罪少女らに

ようやっとフォーレの楽譜を取り寄せることができた。シシリエンヌとかパヴァーヌとか比較的有名な曲が綴じられたもの(寡聞にして相場をしらなかったんだけど案外いい値段するねあれ)で、できればピアノで弾きたいんだけど、ピアノに関してはほとんど門外漢なので一曲弾きこなせるようになるまでどれだけかかるか予想がつかない。目標としては今ミレニアムが終わるまでにはなんとかしたいところ。

軽く練習してみて序盤から転調やスケール変化の複雑さに驚いたんだけどこの話はあまり面白くないと思うので割愛。代わりに僕の一番好きな曲について書くことにします。

(読み返してみてあまりに面白くなかったので警告しておきます。この先を読むのはあまりオススメしません。その時間を使ってThe 1975の新譜を聴くほうがよほど有意義です)

まず僕は基本的にクラシックは聴かない。大抵の場合ロックを聴いて明かしないし暮らしていて、これはもちろん一番好きなジャンルがロックだから。なんだけど、汝人生で一番好きな曲はなんぞやと問われればこれはロックではなくあるクラシックの曲が挙げられる。前述フォーレのシシリエンヌだ。

僕らの世代は中学校から高校あたりに深夜アニメを観始める人が多かったように思う(もちろん僕の周りの話。単なる一個人の所感と捉えてください)。僕もその口で、確か中二くらいだったかな、人生で初めて深夜アニメを観た。それは氷菓という作品で、これがものすごく面白くてどハマりした。(ちょっと話を逸らして宣伝します)氷菓はいわゆる青春ミステリー物の金字塔とも言える作品で、ナイーブな若者たちのほろ苦い青春を描いた傑作です。僕は原作小説とアニメしか観ていませんがどちらも素晴らしい出来でどちらを観ても引き込まれること請け合いです。漫画版も是非に…。

閑話休題

その氷菓にはいくつかクラシックの音楽が使われていて、その中にあのシシリエンヌがあった。初めてそれを聴いて氷菓という作品を象徴するような鬱々しくも美しい圧倒的なメロディに衝撃を受けて以来、僕はこの曲を折に触れては聴き続けている。もしも音楽に耐用年数などというものが存在すると仮定すればこの曲のそれは数百年やそこらでは失われるものではないだろうと確信できるほどの存在感がありますこの曲は。仮にそんなものがあるとすればね。

なんの話をしていたっけ?ああ僕がフォーレのシシリエンヌが好きって話だったっけ。とにかくこれは良い曲です。少なくとも僕の人生の中でこれを超える曲はおそらく出てこないだろうと思える程度には。

 

書きながら話のあまりの出来の悪さに戦慄しています。何も考えずに書き進めることがこのような惨状を引き起こすのだという良い教訓にはなりましたが、この有様ではもはや推敲する気さえ起きません。とはいえ書き終えたものは仕方ありません、せめて警告だけでも書き記しておこう。

どうか時間を無駄にする人がいませんように!もしもいたならば、不幸なその人に最大限の感謝と謝罪を!