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ここ二日で読んだ本の話など。

・ことばと文化/鈴木孝夫
これ、めちゃくちゃ面白かった（ごめんね面白いんだろうかこれとか言っちゃって）。この本を買ったそもそもの切欠は高校の時にやった唯名論の話が面白かったからなんだけど、それに関する話が豊富な例を使ってさらに掘り下げられていて、さらにそこから日本語圏と英語圏の考え方の違いなどについても話が広がっていった。で、それらも説得力を持った面白い話ばかりで読んでいてとても楽しかった。結構古い本だけど読んでも損しないと思います。おすすめ。

・本と鍵の季節/米澤穂信

前にも言った気がするけど、僕は米澤穂信という作家がとても好きだ。今までに読んだ本の中で一番好きな本は「さよなら妖精」だし、一番好きなアニメは「氷菓」であると断言する。そういうわけなのでこの本もものすごく期待して読んだんだけど、結果はその期待を裏切らないとても良い小説だった。分類するならいわゆる青春ミステリーものの短編集に入る、と思う。こういう青春ものに特有な独特のほろ苦さもばっちりカバーされている。もちろんそれだけではなくて、理知的な文章で描かれるストーリーや骨組みのしっかりした謎解きもページを繰る手を急がせる。余韻を残した終わり方もとても僕好みだった。とにかく最高なので読んでください頼むから！

好きなものについて語るとどうしても熱が入った文章になってしまって、後日読み返してものすごい羞恥心に襲われることになるんだけど、分かってるんだけど、こればっかりはどうしてもね。好きなもんは好きなんだからしょうがない！

書くもの書いたので風呂入ってギター弾いて寝ます。いまtoeのOur Latest Number聴いてるんですけど良すぎないですかこれ。4曲ぜんぶ完成度の高さが異常。おかげでさっきからずっと再生の手が止まねえよ！今週のマイフェイバリットは多分これになるだろうと予想されます。Weather Reportも捨てがたいけど…。

話が長くなりすぎたね。ここらでそろそろ切り上げます。おやすみ！